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オール電化住宅の新築、引っ越しを検討されている方の中には、『オール電化住宅は停電時に何もできなくなる』と心配されている方が多いかもしれませんが、実際はそんなことはありません。実はオール電化住宅に導入されるエコキュートや電気温水器は、むしろ「停電に強い」のです。
ここでは、オール電化住宅とガス併用住宅の停電時の比較や、エコキュートや電気温水器が停電に強い理由、停電が起こった時の対処法、万が一の大災害に備える対策方法などを説明していきます。
オール電化とは、給湯(お風呂)・厨房(キッチン)および冷暖房設備のすべての熱源を電気でまかなうことをいいます。給湯設備は、エコキュートや電気温水器を設置し、厨房設備にはIHクッキングヒーターを使用します。冷暖房設備は、床暖房や浴室乾燥・暖房がありますが、こういった家庭内の設備を電気で動かしているものがオール電化となります。
停電時には、オール電化住宅かガス併用住宅かに関わらず、照明、TVや冷蔵庫、エアコンなどの電化製品が使用不可能になります。
ガス併用住宅の場合だと、停電時にガス給湯器やガスコンロを問題なく使用できると思っている方が多いのですが、電気のスイッチで起動するガスや灯油の給湯機は使用することができません。また、100V電源を使用するタイプのガスコンロも停電時には使用できない可能性があります。(一般的な、乾電池タイプのガスコンロは使用可)
停電時のオール電化住宅とガス併用住宅の比較
オール電化 | ガス併用 | |
照明 | 不可 | 不可 |
冷蔵庫・TVなどの家電 | 不可 | 不可 |
コンロ(調理) | 不可 | 可 ※乾電池タイプのガスコンロの場合 |
給湯(お風呂) | 可 ※タンク内に残ったお湯で入浴可 |
不可 ※電池式のみ可 |
停電時、「オール電化住宅」だけで使えなくなるのはコンロのみで、給湯設備(お風呂)は、むしろオール電化住宅の方が停電に強いのです。つまり、オール電化住宅だけが『停電に弱い』わけではないのです。
オール電化住宅で導入される、エコキュート・電気温水器は前夜にまとめてお湯を作りタンクへ貯湯しておく仕組みです。そのため、万が一停電が起こった場合でも蛇口からタンクに貯湯されたお湯・水を使うことができ、入浴が可能です。(※断水していない場合)
断水してしまった場合は、エコキュートや電気温水器でも蛇口からお湯を出すことはできませんが、機器にある非常用取水栓からタンク内の水を取り出して、トイレなどの生活用水に利用することができます。
(370Lタンクの場合、4人家族で2~3日分)
太陽光発電、蓄電システムを導入したオール電化住宅の場合、停電時でも電気の使用が可能なため、ガス併用住宅に比べて、停電時も生活しやすい環境と言えます。
弊社ホームページにて、沖縄県内の停電情報が確認できます。まずは、弊社ホームページをご確認ください。
参考:停電情報について⇒https://www.okidenmail.jp/bosai/「周りのお家は停電していないのに、我が家だけ停電している」という場合は、以下の手順を参考にブレーカ―操作を試してみましょう。
https://www.okiden.co.jp/livelihood/teiden/operation/ランタン、ペットボトルの水(1人あたり1日2リットルを想定)や非常食、ラジオ、モバイルバッテリーなど、一般的な災害時のために用意しておく備えもあるほうが役立ちます。
地震による停電の場合、排水管や下水道の破損の可能性もあります。近隣の様子を確認し、排水管や下水道の破損がないか確認しましょう。確認する点は以下になります。
破損の可能性がある場合、トイレに水を流してはいけません。水が流せないのに使用してしまうと、汚水が溢れ出る、パイプが詰まるなど、復旧に時間がかかることや、修理費用が高くなる可能性があります。
排水管や下水道が破損してしまっている場合は災害用トイレが必要となります。災害用トイレは、洋式トイレを使い、排せつ用袋と凝固剤を使って処理をする仕組みとなっています。排せつ後は、抗菌性凝固剤をかけて素早く固めることで、ニオイや雑菌の繁殖を抑え、固まった後はそのまま可燃ごみとして処理できるため、後始末も簡単です。
オール電化住宅で、エコキュートや電気温水器がある場合、貯湯を生活用水に使用することも可能です。
ただし、トイレ1回に使用される水の量は、約3.0~4.6リットル使用します。100円ショップで売られている一般的なバケツが5L~10Lなので、バケツ約1杯分くらい水が必要になります。貴重な生活用水は調理などで使用し、トイレ用の水は別で用意することが良いでしょう。
エコキュートや電気温水器の高温のお湯をトイレに流すと、便器のひび割れや破損が起こる場合があります。エコキュートや電気温水器のお湯を使用する場合は60℃以下の温度の水を流すようにしましょう。
トイレ用水として、海水を使用する場合、一時的になら大丈夫ですがあまり長期に海水を使うと塩害で設備を痛めます。また、タンクに海水を入れると塩水でゴムフロートの劣化やボールタップやアームなどの金属部分が錆びてしまいます。海水を使用する場合は、タンクに入れず、便器に直接流すようにしましょう。
オール電化住宅の場合、停電するとIHクッキングヒーターが使えなくなります。IHクッキングヒーターの停電対策がありますので、参考にしてください。
災害による停電が発生した場合、IHクッキングヒーターが使用できません。防災対策も兼ねて、カセットコンロを常備することをおすすめします。カセットボンベは世帯人数により備蓄本数が変わります。以下のサイトを参考に準備しておきましょう。
参考:岩谷産業株式会社「ご存知ですか?カセットボンベとカセットこんろの備蓄について」http://www.i-cg.jp/topics/campaign_bousai/
停電時、カセットコンロのお湯を沸かすだけで調理ができるレトルト食品やフリーズドライ食品をストックしておきましょう。
また、調理不要なチョコレートやビスケットなどのお菓子もあると便利です。日頃の食材ストックを災害対策用と組み合わせることで、万が一の事態にも備えることができます。
参考:災害時に備えた食品ストックガイド - 農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook/pdf/stockguide.pdf停電・災害など非常時に備えておくことで、動力確保などができるものをまとめてみました。
【調理器具】カセットコンロ
【照明器具】ランタン・懐中電灯・手回し充電ライト
【電源】モバイルバッテリー
※その他にも、ポータブル電源や蓄電池、発電機、電気自動車などがあるとより安心です。
他にも準備しておきたいもの
大規模災害の発生に備えて、日ごろから準備・対策しておくことも必要です。停電時に生活するための備えだけでなく、災害時に数日間の生活ができる食料や生活用品を準備しておきましょう。
何を用意したらよいか分からない方、どれだけの量を用意したらよいかなど、以下のサイトが役に立ちますので、参考にしてください。
引用:家庭での災害用食品備蓄に活用ください - 農林水産省
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/heya/rental/attach/pdf/saigairesipi-7.pdf我が家に合った備蓄の量を調べてみましょう。
参考:東京防災備蓄ナビ⇒https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/tool/
実際に災害や停電が起こったとき、オール電化住宅もガス併用住宅でも不便な状況は起こります。そのため、いつ起こるか分からない災害に備える準備が必要です。
オール電化住宅で停電時の対策をしっかりとしておけば、安心して生活できます。災害にも強いオール電化住宅を希望する方は是非、カエルぴあなはの専門スタッフにご相談ください。
カエルぴあ案内ページへ⇒https://www.kaeru.tv/exp/information/index.html
web来館予約はこちら⇒https://bit.ly/3lF8o8Kこれから新築予定の方やアパート、マンションの引越し、賃貸物件建設のオーナーさんなど、生活の中で毎日使うライフラインで、「オール電化にするか、ガス併用にするか」お悩みの方はとても多くいらっしゃいます。オール電化とガス併用のどちらがあなたに一番合うのかを知るために色々な観点から比較してみました。
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