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これから新築予定の方やアパート、マンションの引越し、賃貸物件建設のオーナーさんなど、生活の中で毎日使うライフラインで、「オール電化にするか、ガス併用にするか」お悩みの方はとても多くいらっしゃいます。
オール電化とガス併用のどちらがお得かは一概に言えず、あなたや家族のライフスタイルによって変わります。
ここでは、オール電化とガス併用のどちらがあなたに一番合うのかを知るために色々な観点から比較してみました。
オール電化住宅とガス併用住宅の初期費用を比べてみました。
新築時のオール電化、ガス給湯機器の初期費用の比較
オール電化住宅 | ガス併用住宅※LPガス | |
標準コンロ (3口+グリル) |
ビルトインIHクッキングヒーター 約5~30万円 |
ビルトインガスコンロ 約4~15万円 |
給湯機器 | エコキュート370L 約16~28万円 |
24号オート給湯器 約10~23万 |
合計 | 約21~58万円 | 約14~38万円 |
※価格ドットコム調べ(2022年1月調べ)
※別途、工事費が発生します。
※あくまでも参考費用となります。
プロパンガスの場合、費用の支払い方法には2パターンあります。1つ目はガス機器代や配管工事にかかった費用を実費で精算する方法。2つ目は、「無償貸与契約」と呼ばれる業界独自の契約を締結し、配管工事費や給湯器、ガスコンロの機器代などの初期費用をプロパンガス会社に負担してもらう代わりに、10~15年程度の貸与契約を結ぶ方法です。
「無料貸与契約」の場合、初期費用が0円になる代わりに、「ローン」のような形で毎月の料金に上乗せして支払うことになるため、ガス料金が割高になることが多いです。
また、契約期間はガス会社と契約を続けることが義務付けられます。契約途中でガス会社を変更する場合には、残金を解約違約金として支払うことが必要になります。
新築や建売住宅に電気ガス併用住宅が多いのは、建物販売価格、工事費用を抑えることができるからです。
住宅購入の際には事前に確認して、どのような支払い方法がご自身に合っているのか検討してみることをお勧めします。
政府統計の家計調査によると、沖縄県の二人以上世帯の電気代は、平均9,976円、プロパンガス代は3,357円となっています。
電気代(月) | 9,976円 |
ガス代(月) | 3,357円 |
引用 政府統計(e-Stat):2020年 第6表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額,購入数量
その数値を参考にオール電化にした場合の光熱費シミュレーションを行うと、月額4,300円、年間で52,000円程、光熱費が安くなります。
世帯人数⇒2名
住まい⇒那覇市
現在ご利用のエネルギー⇒調理・給湯ともにプロパン
現在の電気料金プラン⇒従量電灯を選択
対象月⇒平均月額
電気代⇒月額9,976円
プロパンガス代⇒月額3,357円
平日(月曜から金曜)10時から17時は在宅していますか。⇒在宅している
休日(土・日・祝)は在宅していますか。⇒在宅している
※2022年5月時点
あなたの家もオール電化で光熱費を節約できる?!
光熱費シミュレーションはこちらから⇒https://www.kaeru.tv/plan/cost/simulation/
※上記シミュレーション結果は、実際の結果を保証するものではございません。前提条件に基づき算出するため、あくまで目安としてご利用ください。
オール電化住宅は光熱費を一本化できるので、今までガスにかかっていた基本料金を節約することができます。また、夜間の電気料金単価の安いオール電化の電気料金プランに契約することができるので光熱費がお得になります。
オール電化とガス併用の安心を比較すると、オール電化は火を使わないので小さなお子さんや高齢者がいるご家庭に特におすすめの設備と言えます。
オール電化 | ガス併用 | |
ガス漏れ可能性 | 無し | 有り |
火災可能性 | 低い | 有り |
火災時の爆発可能性 | 低い | 有り |
着衣着火可能性 | 無し | 有り |
子どものいたずらによる着火可能性 | 低い | 有り |
コンロ周辺の引火可能性 | 低い | 有り |
※一般的な使用方法による可能性となります。
オール電化とガス併用住宅の災害時(停電時)の家電の使用可否を比べてみました。
オール電化 | ガス併用 | |
照明 | 不可 | 不可 |
ろうそくへの着火 | 不可 | 可(乾電池タイプのガスコンロの場合) |
コンロ(調理) | 不可 | 可(乾電池タイプのガスコンロの場合) |
給湯 | 可 | 電気着火の給湯器の場合、使用不可 ※電池式のみ可 |
タンクレストイレの使用 | 不可 | 不可 |
水道の停止 | エコキュートから非常用水の使用可 | 受水槽方式や直結増圧給水装置を使用する住宅は使用不可 |
※タンクレストイレは、停電時に使用できなくなるため、各メーカーが対処法を用意しています。
多くのガスコンロは乾電池を使用して点火しているので、停電時でも使用することができます。ビルトインのガスコンロで、火加減をコンピューターで自動制御するものなど、電源接続が必要なガスコンロは使用できなくなります。
オール電化は停電すると何もできなくなると言われていますが、電気給湯器なら、タンク内に残ったお湯で停電時でもお風呂に入ることができます。 対して、リモコンで操作するタイプのガス給湯器は、排気を行なうファン等に電気を使用しているため、停電時は使用できません。
近年の自然災害発生からライフライン復旧までの日数は電気が一番早く復旧し、次いで水道、ガスの順番となっており、災害時には電気の復旧が早いと言えます。
オール電化かガス併用か、どちらが良いか、それぞれのメリット、デメリットから比較してみましょう。まずはオール電化のメリット・デメリットと向いている家庭を説明します。
ガス併用の場合、都市ガスかプロパンガスのどちらかを選ぶことになりますが、沖縄県内で都市ガス供給エリアは那覇市、浦添市、西原町、豊見城市、中城村、北中城村の一部となっています。
供給エリアの市町村でも都市ガスが使えない地域もあります。都市ガスの導入を希望する際は、供給エリアを調べておきましょう。
プロパンガスは自由料金なので、ガス会社によって価格が変わります。そのため、適正価格や他社料金を知らないと、光熱費が割高になってしまう場合があります。ガス会社との契約は建築会社だけに任せず、自分でも調べてみることが良いでしょう。
実際、調理をする際に使用しているのは調理器具の熱エネルギーです。ガスコンロもIHも調理器具を温め、調理器具の熱で食材を調理しています。
そのため、調理器具をより効率よく温めることができる熱効率が重要となります。ガスコンロの熱効率が約56%に対して、IHクッキングヒーターは約90%と倍くらいの差があります。
ガスコンロは周りの空気も一緒にあたためてしまうのに対し、IHクッキングヒーターは鍋自体を発熱させるため、熱効率が高く、調理時間も短縮することができます。
最大火力を見ると一般的に、200V IHクッキングヒーターの最大火力が3kW、ガスコンロが4.2kWとなっており、ガスコンロの方が火力は高く見えますが、熱効率を加味すると、IHの火力はガスコンロ以上なのです。
IHとガスコンロの湯沸かしの比較動画はこちら
火力の面で比較すると、業務用のガスコンロは2重バーナー構造になっており火力も12,000kcal/hと、一般家庭用コンロの倍以上の高火力です。しかし、業務用ガスコンロは家庭用と違って安全装置がついていないことが多いです。ご家庭ではお子様やご高齢の方が使用する可能性も高いため、万が一のトラブルに備えて安全装置の付いた家庭用ガスコンロの使用をお勧めします。
さらに、IHクッキングヒーターは高度なセンサーにより、揚げ物、炒め物、焼き物、煮物など調理の温度制御を行うため、ガスコンロに比べて、火加減(鍋の温度)の調整が容易になっていることが大きなメリットです。
IHクッキングヒーターとガスコンロのどちらが良いかという判断は、調理するものや調理者自身の技術によって決まります。
IHクッキングヒーターとガスコンロの掃除・メンテナンス面での比較は圧倒的にIHクッキングヒーターのメリットが高いと言えます。
IHクッキングヒーターには五徳がなく、フラットのガラストップコートは拭き掃除が簡単にできます。
また、ガスコンロは調理器具の周りの空気まで加熱してしまうため、上昇気流が発生し、油などの汚れを遠くまで運んでしまいます。その点、IHクッキングヒーターは、調理器具だけ熱しているため、料理で使う油を巻き上げることも少なく、換気扇が汚れにくいのも大きなメリットです。
エコキュートorガス給湯器の比較表(4人家族で概算)
比較する内容 | エコキュート | ガス給湯器(LP) |
給湯ランニングコスト 年/月 | 約16,000円/約1,300円 | 約106,000円/約8,800円 |
サイズ | 貯湯タンク+ヒートポンプユニット | コンパクト |
メリット | お得な夜間電力でお湯を作るので電気代が安い | お湯切れがない |
すぐにお湯が出る | 設置場所に困らない | |
非常時にタンクのお湯が使える | 初期費用が無料、安い (無償貸与契約により月賦) |
|
デメリット | 導入コストが高い | 燃焼音がする |
設置スペースが必要 | 不完全燃焼などのリスクがある | |
電気代に比べガス代が高い |
2016年の電力の小売全面自由化、2017年の都市ガスの小売全面自由化により、エネルギー産業に様々な企業が新規参入するようになりました。その影響もあり、多くの電力・ガス会社では今まで以上の企業努力と創意工夫によって新たな料金メニューやサービスメニューの提供が積極的に行われています。
新たな料金・サービスメニューの例
参考:経済産業省 資源エネルギー庁「実施から1年、何が変わった?ガス改革の要点と見えてきた変化」
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/denryokugaskaikaku/gaskaikaku.html沖縄電力でもお客さまにご満足いただけるよう、新たな料金メニューや会員サイト「おきでんmore-E」にて、ポイントサービスや電力使用量の見える化サービスなどを提供しています。
どちらもメリット・デメリットのあるオール電化とガス併用。 どちらがお得かは、住宅設備、仕様、家族構成、ライフスタイルなど様々な条件を加味して、検討する必要があります。さらに家族構成の変化や電気機器の発展、IoT化などの将来性も考えて、どちらがお得になるのか考える必要もあります。
あなたの世帯にとって、オール電化とガス併用のどちらが良いか、専門スタッフと一緒に考えていきませんか。お困りごと、ご相談は『カエルぴあなは』へお電話・ご来館ください。
カエルぴあ案内ページへ⇒https://www.kaeru.tv/exp/information/index.html
web来館予約はこちら⇒https://bit.ly/3lF8o8Kここれから新築する際にオール電化の導入を検討している方やリフォームでオール電化にするか迷っている方に向けて、ここでは、様々なシーンやタイプ別に分けて、オール電化のメリット、デメリットを説明していきます。
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